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g4178b 150x150 カルビーが菓子29万袋自主回収した理由…ピーナツアレルギーの恐怖12月3日、スナック菓子メーカー・カルビーが地域限定で販売している「とうもりこ スイートコーン」に他製品の破片が混入した可能性があるとして、昨日までの3ヶ月間で製造した同製品29万袋を自主回収しました。

これだけを読むと過剰な対応にも見えますが、この「他製品の破片」というのがアレルギー性物質である「落花生」を含む製品だった為に大慌てで対応しました。

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自主回収したワケ

落花生、つまりピーナッツによって引き起こされる「ピーナッツアレルギー」は、特に重篤な症状を引き起こし安く、微量でも死に至る可能性すらあります。

このようなアレルギー性物質を含む食品には原材料欄や含有アレルギー物質に表示する義務がありますが、問題の製品では落花生に関する表記がありませんでした。

img 717807 53017555 4 カルビーが菓子29万袋自主回収した理由…ピーナツアレルギーの恐怖▲アレルギー物質含有の表記例

表示していない場合、それによって消費者が被害を被れば訴えられかねません。
何より万が一死者が出てしまった場合、企業の信用はガタ落ち。
賠償金以上の痛手を負うことになるでしょう。

そういうわけで早急に自主回収に至ったようです。

 

昨日までの製造分が回収対象となっていることから、発覚から1日以内で自主回収の判断を行ったということです。

かなり素早い対応だったようです。

他製品混入の理由

カルビーが同製品の製造を依頼している外注先が、同じラインでピーナツを含むチョコレート製品を包装していたことが原因です。

報道によれば、今のところ健康被害の報告は無いということなので、恐らくはカルビーのスタッフが視察か何かで製造ラインを訪れた際に問題に気づいたのでは無いでしょうか。

カルビーの公式サイトによれば、
「弊社販売先限定商品『19g とうもりこ スイートコーン』に、パッケージに記載されていないアレルゲン(落花生)を含む他製品が混入したことが判明しました。」
とはっきり記載されていますので、実際に混入していた包装も見つかったようです。

今回の問題は、外注先企業の意識の低さから引き起こされたのかもしれません。

ピーナッツアレルギーの恐怖

 カルビーが菓子29万袋自主回収した理由…ピーナツアレルギーの恐怖

アレルギー反応のひとつ・「アナフィラキシー」は特に激しい症状を示します。

重度のピーナッツアレルギーの場合、落花生の殻の粉を少し吸い込むだけでも気管支が塞がって呼吸困難に陥いってしまいます。

海外では過去に、ピーナッツバターを食べた彼氏とキスをした少女が、アナフィラキシーショックによって死亡した事例もあります。

重度のアレルギー患者にとって、アレルギー物質は猛毒と同義です。

今回の件、決して過剰な反応ではありません。
メーカーの判断は妥当なものだったと思います。

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対象製品

北海道のお土産屋、及びカルビープラス(全6店舗)で販売された以下の製品が回収対象となります。

「120g(20g×6袋)とうもりこ スイートコーン」(箱入り)

 カルビーが菓子29万袋自主回収した理由…ピーナツアレルギーの恐怖

「19g とうもりこ スイートコーン」(小袋)

 カルビーが菓子29万袋自主回収した理由…ピーナツアレルギーの恐怖「とうもりこ」自体は何年も前から販売されている商品ですが、回収対象となるのは以下の賞味期限、及び製造日の製品です。

賞味期限:2013年12月3日 ~ 2014年 3月2日
製造日:2013年 9月3日 ~ 2013年12月2日

ピーナッツアレルギーを持っていない人にとっては何の問題も無いのですが、万が一アレルギーのある方で手元に対象製品がある場合、送付先・連絡先がカルビーの公式サイトに記載されていますのでご確認ください。

もっとも、商品自体は大した金額でもないですし、手間を考えると破棄してしまうのもひとつの手かもしれません。

もしもったいないから人に譲るという場合は、必ず落花生を含む可能性があることを説明しましょう。

まとめ

軽度なものも含めて、ピーナッツアレルギーを持つ人は人口の0.5%(200人に1人)程度だそうです。

仮に数百包装規模で混入していた場合、それを別々の人が購入したとすれば数人は健康被害を受けているはずです。

未だ消費者からの報告が無いということは、実際に混入していた包装は極一部なのでしょうが、それでも何かあった後では取り返しがつきません。

今回の対応は至極適切なものであったと思います。

ただ、この回収で発生した損害は問題の外注企業に請求されるのでしょうかね。
製品価格と回収数から計算すると、数千万円規模の損害となるはずですが・・・。

それでは。


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