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 幼少期に「嘘をつくな」としつけられた人は年収高め・・・理由を考察してみた
神戸大経済経営研究所の西村和雄・特命教授らの研究グループが、インターネットを通じて行ったアンケート調査によると、幼少期に「嘘をつかない」「他人に親切にする」「ルールを守る」「勉強をする」の4つのしつけを受けた人々は、そういった教育を受けていない人々に比べて平均年収が優位に高いことが分かりました。

ソース記事:うそつくな・親切に…幼少期にしつけ、年収高め(読売新聞)

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ソースによると、調査対象者は1万3164人ということですから、統計学的な信頼性は十分といえます。

調査内容は以下の通りです。

  • インターネット調査会社から無作為に9万人にアンケートを送り、仕事を持つ回答者の回答のみを有効回答として採用する。(1万3164人)
  • 幼少期に大人からよく言われた内容を、8つの選択肢から選択する。(複数回答可)
  • 選択肢は「嘘をつかない」「他人に親切にする」「ルールを守る」「勉強をする」「あいさつをする」「ありがとうを言う」など(残り2つはソースにない為不明)

さて、この調査結果によると、大人になってからの年収に対して優位に影響を与えるしつけが「嘘をつかない」「他人に親切にする」「ルールを守る」「勉強をする」だそうです。

特に「嘘をつかない」というしつけは最も年収に影響を与えるそうで、受けた人は受けていない人に比べて50万円も平均年収が高い、という結果が出ました。

更に、4つ全てのしつけを受けた人は受けていない人に比べて86万円も高かったそうです。

調査結果の考察

なぜ、前述の4つの教育はこれほど平均年収に影響を及ぼすのでしょうか?

ソース記事では触れられていませんでしたので、理由を考えてみました。

①「受けたしつけ」ではなく「身についているしつけ」

この調査、厳密に言えば「幼少期に受けた記憶があるしつけ」です。

 

「嘘をつかない」「他人に親切にする」「ルールを守る」「勉強をする」というようなしつけは、幼稚園や保育園、小学校で、ほぼ全ての人が受けている筈です。

問題はそれを重要視し記憶に刻み付けたかどうか、です。

これらのしつけを覚えている人というのは、多かれ少なかれ言動の基準として、これらのしつけが反映されているでしょう。

 

幼少期に植えつけられた価値観というのは、人格の形成に多大な影響を及ぼします。

あなたも一度、自身の性格や言動の特徴的な部分が、何をきっかけに形成されたか良く思い起こしてみて下さい。

「三つ子の魂百まで」と言いますが、幼少期にかっこいい・かわいいと思ったもの、両親など周りの大人の言動の癖等が現在の自分の人格にとても大きな影響を与えているのが分かると思います。

②職場における人間関係への影響

それでは「嘘をつかない」「他人に親切にする」「ルールを守る」「勉強をする」というしつけが多かれ少なかれ身についている人と、そうでない人で一体何が変わるのでしょうか?

 

まず「勉強をする」については別枠です。

自分で色んなことを学ぼうとする人は、単純に仕事に必要な知識やスキルが高い傾向にあり、高い評価を得られやすいので、それに応じて収入も高まるのでしょう。

 

残りの3つに関しては、職場における信頼性や人間関係を築くのに大事な要素です。

近頃は年齢給を採用している企業が少なくなり、個人への総合的な評価により報酬を決める企業が増えています。

例えば私が勤めていた企業では年一回昇給評価があり、一年間の実績や保有している知識・スキル、勤務態度や人間関係などを、直属の上司との面談の中で評価され、その結果に応じて昇給額(あるいは減給額)が決められていました。

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ここで重要なのは、評価する側も人間だということです。

すぐに嘘をつく人間を役職に就けたい思う上司はいないでしょうし、不親切でルールを破ってばかり、つまりは「浮いている」人間は、同僚の協力も得られ難いです。

「嘘をつかない」「他人に親切にする」「ルールを守る」といったことが出来ない人間は、どうしてもパフォーマンスを発揮しにくくなりますので、高い評価は得られない傾向にあります。

こういった事が今回の調査結果を表しているのではないでしょうか。

 

まとめ

これはあくまでも、統計的な話です。

4つのしつけが守れていなくても、莫大な収入を得ている「例外」がいるのも確かです。

ですが全体的な傾向で見ると、やはり「良き人間」が最も利益を得られやすいのが現実です。

 

良き人間は良き人間関係を築けます。

良き人間関係は良き人生を築きます。

これは人間が元来、群れで生活する動物である以上、変えようのない事実です。

 

「なぜ人は人に好かれようとするのか」「なぜ人はルールを作るのか」といったことを、原点まで遡ると答えが見えてきます。

これらは哲学の領域です。

哲学は無益な学問として見られがちですが、良き人生を送る為の秘訣が隠れているかもしれませんよ。

それでは。


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