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 兵庫の謎の粉モン『にくてん』。4/17秘密のケンミンSHOWにも登場!

4月17日放送の日テレ「秘密のケンミンSHOW」で「残り物入り!?兵庫激ウマ(秘)粉モン」として取り上げられる『にくてん』について紹介します。

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17日放送のケンミンSHOWの予告では

 兵庫の謎の粉モン『にくてん』。4/17秘密のケンミンSHOWにも登場!

「高砂市周辺に住む兵庫ケンミンは、前日食べた“あの和風料理の残り物”で、謎のお好み焼きを作る!?」

とありましたが、これはおでん(高砂では「関東炊き」と呼ばれた)を食べた翌日に、その残り(ジャガイモなど)を具材として焼く『にくてん』のことを指しています。

にくてんとは

にくてんは主に兵庫県南部地方で戦前から手軽なおやつとして親しまれている、お好み焼きに似た焼き物です。

関西風お好み焼きと違い、生地に具材を混ぜず、生地の間に具材を重ねて焼きます。
これは広島焼きに似た焼き方で、一節にはにくてんが広島焼きのルーツではないかとも言われています。

 兵庫の謎の粉モン『にくてん』。4/17秘密のケンミンSHOWにも登場!

水で溶いた小麦粉の生地をクレープのように薄く鉄板の上に伸ばし、その上に具材を乗せて更にその上に生地をかけます。
両面をよく焼いて内部まで火が通れば、ソースを塗って完成です。
最後に二つ折りにするスタイルもよく見られます。

お好み焼きのように青のりやかつお節、マヨネーズ、紅しょうがなどをトッピングすることもあります。

 

一言で「にくてん」といっても大きく分けて

  1. 長田地区周辺で食べられているスジコン(牛すじとこんにゃくの煮物)を具材としたもの
  2. 高砂周辺で食べられている甘辛く炊いた角切りのジャガイモなどを具材としたもの

の2種類が存在します。

link map 279x300 兵庫の謎の粉モン『にくてん』。4/17秘密のケンミンSHOWにも登場!

 

にくてんの発祥

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発祥はハッキリしておらず情報も錯綜していますが、いずれにしても昭和初期には「にくてん」と呼ばれる焼き物が、高砂を含む播磨地方に存在していたことは確かなようです。

Wikipediaでは高砂にくてんについて「元々は、お店に置いていた関東煮の具を、客の希望で小さく刻み、お好み焼きに入れて焼いてくれたのが始まりである。」と書かれています。

長田地区のにくてんの具は主に牛すじとコンニャクですが、それらは高砂にくてんで用いられる関東煮(おでん)の具材としても定番です。

このことから、元々は播磨地方で関東煮の具材を使って作られていたにくてんが後に長田地区に伝わり、その際にジャガイモが省かれるスタイルに変化していったのではないかと推測しています。

なお、長田地区ではぼっかけ(牛すじ煮込み)を具材としたお好み焼き「長田焼き」も有名ですが、にくてんがそのルーツであると言われています。

にくてんのネーミングの由来

前述のとおりにくてんは発祥がはっきりしていませんので、その名前の由来も諸説あります。

よく言われるのが「にく」はスジ肉、「てん」はてんかすの事を指すという説です。

戦前・戦中はキャベツや肉が手に入りにくかったので、代わりにネギ、スジ肉、てんかすを生地にのせて焼いたことからこう呼ばれたそうです。

にくてんは庶民のおやつ

戦後、お好み焼きやたこ焼きなどで使われる小麦粉が安価で大量にアメリカから輸入されるようになり、にくてんは庶民のおやつとして家庭や駄菓子屋などで食べられるようになりました。

駄菓子屋では直に新聞紙で巻いて売られていたそうで、生地に新聞紙の文字が移るのがお決まりだったそうです。

昔の駄菓子屋ではお菓子と一緒におでんも売っていましたが、どうやらその残りを使って作られていたようです。

実はそこまで有名じゃない・・・

にくてんは地元民でも若い方にはあまり認知されておらず、注文するのは年配の方が主だそうです。(明石市出身の私もつい最近まで存在を知りませんでした)

高砂市民や神戸市民みんなが日常的に食べているようなケンミン的グルメではなく、当時おやつとして親しんでいた世代の方々が食べ続けてきたおかげで生き残ってきた、というのが実際のところなのだと思います。

ですが平成16年、そのままにくてんが忘れ去られるのを良しとしない高砂市商店連合会の面々が「にくてん喰わん会」を発足し、にくてんのPR活動を始めました。
(その際「高砂にくてん」とネーミングし、高砂の宣伝も兼ねている)

 兵庫の謎の粉モン『にくてん』。4/17秘密のケンミンSHOWにも登場!

▲にくてんのイメージキャラ

B-1グランプリなど各地の食イベントにも参加し、高砂の存在感を示すことに成功しています。

なお、同会が定めたところによれば10月29日は「にくてんの日」(10=てん、29=にく)。

にくてんの作り方

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にくてんはお好み焼きとよく似ており、家庭でも簡単に作ることが出来ます。

  1. 小麦粉を水で溶き(1:1程度。お好みで調整可)、熱したフライパンへお玉で円を描くように薄く延ばす
  2. 削り節をふりかける
  3. 甘辛く煮込んだジャガイモ(味付けはお好み)を1cm角に切ったものを載せる
  4. コンニャク、千切りキャベツを載せる
  5. きざんだネギとスジ肉を順番に乗せる
  6. てんかすをパッと散らし、つなぎの生地を上から流し込む
  7. 何度かひっくり返し、火が通ったら上の面にソースを塗る
  8. 二つ折りにする場合は、折った後上から更にソースを塗る
  9. 青のり、かつお節、紅しょうが、マヨネーズなどをお好みでトッピングする

 

それでは。


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