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本日10月1日、消費税の段階的引き上げ(2段階)が正式に閣議決定しました。

消費税を一度8%に上げ、景気の動きを見ながら再度10%に引き上げるということですね。

そこで多くの人々が疑問に思うはずです。

「なぜ一回で10%に上げないの?」

 

売り手側からすると、価格表記を何度も変更する手間が増えてしまいます。

その対策として、本日から2017年まで税抜き表記を復活させるというのです。

 

そんな混乱を招くようなことをせずに一気に10%まで上げろと思う方も多いのではないでしょうか?

今回は、その辺りの理由ついて考えて見ましょう。

 増税後の家計はどうなる!?⇒消費税8%シミュレーター

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2段階の消費増税はいつから?

まず第1段階、5%⇒8%への増税は来年2014年4月1日からです。

そして、それから1年半後の2015年10月1日に第2段階、8%⇒10%への増税が行われます。

 

2段階増税の理由

ざっくりとした理由は、

「短期的な景気悪化の影響を緩和し、デフレから脱却する可能性を上げるため」

です。

 

実際に消費税が上がる直前の状況を想像してみてください。

例えば、今乗っている車の車検があと半年くらいで切れそうだとします。

もう10年以上乗っているので、あなたは買い替えも検討していますが、車検ギリギリまでは乗りたいとも思っています。

ですが来月には消費税が3%も上がってしまうとしたら、増税される前に買い換えたいと思いますよね?

現在200万円の車なら、およそ6万円も高くなることになります。

これがいわゆる「駆け込み需要」です。

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同様に、高額家電や家の購入なども、増税前に一気に需要が増えます。

その反動で、増税後は消費が激減するのですが、1年半後に再度増税があると知っていれば、

「今のうちに買っておけば次の増税後に買うよりはマシだ」

という心理が働きますので、1段階目の増税の景気悪化はかなり抑えられるはずです。

 

そして、2段階目の増税時にも同様に、駆け込み需要での一時的な好景気が生まれます。

さらには、5%⇒10%と上げた場合より、8%⇒10%と上げた場合の方が、人々の心理的負担は軽くなりますので、増税後の景気悪化を幾分軽くすることができます。

国としては、可能なら1年に1%ずつの増税にしたいくらいだと思います。

ですが、そうすると10%への増税が完了するのは5年先になりますし、コロコロ消費税率が変わるので少なからず市場の混乱も発生します。

一応1年に1%ずつの増税も検討はしていたようですが、2段階で落ち着いたようですね。

 

2段階増税のもうひとつの理由

交渉術の基本的なテクニックのひとつに「フットインザドア(foot in the door)」というものがあります。

最初に小さな要求をしておいて、段階的に要求レベルを上げていく方法です。

一般的に人は、無意識に自分の言動の一貫性と保ちたいという心理があります。

数度に渡って相手の要求を飲んでしまうと「相手の要求を容認する自分」という一貫性を保つ為に、それ以降の相手の要求も受け入れやすくなってしまうものなのです。

また、小幅に要求レベルが上がることで、感覚が麻痺してしまうという効果もあります。

 

段階的な増税は正にコレに当たります。

いきなり10%を突きつけるより8%、10%と段階的に増税するほうが国民からの反発を少なくできるはずです。

これもひとつの理由でしょう。

 

まとめ

以上が段階的消費税引き上げの理由です。

私はそれほど経済問題に明るいわけではないので、今回の増税が本当に必要なものなのかどうかは分かりません。

社会保障費の増加の対策として実施されるわけですが、それが対策になりえないという説もありますし、もしかしたら他にもっと良い解決策があるのかもしれません。

ですが、一度上がった消費税は中々下げられないでしょう。

もう引き返せないところまで来ていることは認識しなければなりません。

それでは。

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