スポンサード リンク

imgres3 なぜジャマイカ人は圧倒的に足が速いの!?2013年モスクワ世界陸上でもウサイン・ボルト選手をはじめとした、ジャマイカ勢の俊足は圧倒的ですね。

幾ら黒人が恵まれた体を持っているとは言え、黒人はジャマイカ以外の国にも沢山います。

「黒人だから」というだけでは、この速さの説明は付きません。

今回は、ジャマイカの選手が何故こう揃いも揃ってランキング上位に名を連ねる程の速さを持っているのか、その秘密に迫ります。

スポンサード リンク

奴隷の歴史

ジャマイカは中央アメリカのカリブ海に浮かぶ、人口270万人ほどの小さな国です。

ef7eed3a44bacda7ed4985199a43057b 300x238 なぜジャマイカ人は圧倒的に足が速いの!?かつて、スペインやイギリスの植民地として長きに渡り支配されてきた歴史があります。

16世紀から18世紀に駆け、労働力として西アフリカから沢山連れてこられた黒人の子孫が、今のジャマイカの人々です。

現在のジャマイカ人の9割以上がその頃の黒人の血を引いているそうです。

当時アフリカからジャマイカへの航海は、それはもう悲惨なものでした。

西アフリカからジャマイカに到着するときには、いつだって奴隷の半分は病気や飢え、乾きなどによって亡くなっていました。

ですが、それを生き抜いた屈強な人々の遺伝子を受け継いでいるという事が、彼らのフィジカルが持つ優れたポテンシャルの根源なのかもしれません。

最速の遺伝子

「ジャマイカ人は何故足が速いのか?」
当然専門家だってこの事を疑問に思います。

スポンサード リンク

先祖から受け継いだその遺伝子、科学的な観点から見ると面白い事実が判明します。

近年になってジャマイカとイギリスの大学が共同でこの問題に取り組んだ結果、ジャマイカのトップクラスのスプリンターの約8割が、筋肉中にαアクチニン3というタンパク質を遺伝的に多く持っていることが分かりました。

このαアクチニン3とは、瞬発力を生み出す筋肉・速筋が力を爆発させる為に収縮する際に支える役目を担っています。

これが何を意味するかと言うと、つまりは「速筋が生まれつきものすごく強い」のです。

元々黒人は、他の人種に比べ速筋が多いのですが、ジャマイカの人々はそれに加え、その速筋が強いということです。

もうそれは、人類最速の遺伝子と言っても過言では無いと思います。

米国発の優れたトレーニング

ですが、彼らの足が速い理由は遺伝子だけでは成り立ちません。

いくら遺伝的に恵まれていようとも、適切にトレーニングを積まなければ世界では通用しません。

世界のトップレベルのスプリンター達と同等のトレーニングを行い、そこに遺伝子のポテンシャルの分抜きん出た、僅かな差が他の国の選手達とのタイムの差となります。

ジャマイカはその点で、地理的にとても恵まれていました。

20世紀前半、短距離最速を誇っていたアメリカ。
当然トレーニングも最新の理論に基づいた手法が採られていました。

黒人のフィジカル面の強さに目を付けていた当時のアメリカ人が、飛行機でたった2時間ほどの距離にあるジャマイカから多くの選手をスカウトしました。

そして、アメリカで優れたトレーニング手法を学んだジャマイカ人達が、それを本国に持ち帰り、遂に最速の遺伝子と最新のトレーニング手法が出会ってしまいました。

自国内で選手の育成ができるようになったジャマイカは、選りすぐりの人材を募って、”人類最速”級の選手を量産するに至ったのです。

1952年に男子400mリレーで、ジャマイカがアメリカを下し、そこからジャマイカの最速伝説が始まりました。

それが今日まで続いているのです。

まとめ

結論は結局のところ、遺伝子による僅かな差によるものでした。

ですが近年の、遺伝子工学の目覚しい発展は、いつしか人種的な遺伝子の差を凌駕してしまうかもしれませんね。

既に科学は遺伝子ドーピングまで成功させてしまったと言う話も聞きます。

これからのスポーツ競技は、科学力の競争になっていくのでしょうか・・・

 

それでは。

 


このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事のトラックバック用URL